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S&P500トップ10構成銘柄で加重平均と均等加重を比較 | 2024.07.01

当記事は広告を含みます

米国ETFには均等加重のファンドが結構ある

  • 加重平均:時価総額比率が銘柄構成比率
  • 均等加重:全ての銘柄を同じ比率で構成

両者の違いは上記の通り。
加重平均で代表的なのはS&P500やNASDAQです。
(DOWは加重平均ではなく、構成銘柄の1口の価格を単純平均しています。日本では有名ですが、米国ではあまり参考にされません)

DOWは余談で、米国ETFには均等加重のETFが比較的多めにあります。

均等加重は加重平均に勝てない説が有力だが存在理由は何?
バリューETF(数値上割安とされる優良株ETF)にすれば良いのでは?

という疑問がありましたので、短い期間ですがウィブル証券の単元未満株を利用して少額実験していました。

S&P500トップ10をウィブル証券で個別に買う

調度良い投資信託で比較します。
S&P500トップ10インデックスです。(公式サイト)
私の記事にも取り上げています。簡単に言えば米国上位10社前後の銘柄の加重平均です。

S&P500トップ10の実績

検証期間の実績を確認します。

うみねこさん

一番上にあるよ

11.26%になっていますが、比較を始めた時にすでに+4%程度でした。少なく見て+7%としましょう。

均等加重アレンジバージョン

カモメさん

あらら…

2%くらい。全然劣りますね。

最近ではNVIDIAなど時価総額が大きい企業が伸びていました。その影響で差が広がってしまった結果です。

そうじゃない時期なら違う結果になるのでは?という考え方もありますが、時価総額が伸びている企業に自動で多く投資して成長させるのが加重平均のメリットです。自動です。大事なことなので2回。

均等加重ではグロース株(ぐんぐん伸びてる企業)に乗れない。言い換えると、成長機会を逃してしまう。
反対にメリットは時価総額が大きい企業が不振になっても下落を抑制できる…比較的に割安かもしれない銘柄に仕込んでおき、いつか花開く…かもしれない?

理屈は理解できますが、ショック相場は10年に1度と呼ばれ残りの9年間。加重平均で伸びていく指数を眺めながら、均等加重で仕込み続ける…継続するのはメンタルが厳しいんじゃないかなと思いますね。

気になることはどんどん実験

今回実験したのは

「もともと加重平均で選ばれた米国トップ10の銘柄をアレンジして均等加重なら良い感じになるのでは?これなら成長中の有力企業の割安タイミングで買えるのでは?」

という閃きから始めたのですがいまいち。タイミングによっては勝てる気もしますが

うみねこさん

でもそれっていつ?

カモメさん

いつだろうね?

均等加重を維持する手間もあることを考えると…ペイしないかな。
他にも考えていることがあり、いろいろ実験していくのでお楽しみに。

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