AUDNZD オージーキウイのFX自動売買設定 | #カモメのオセアニア
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最強通貨ペアのオージーキウイ
みんなそう言うよね
あながち間違いでもないリピートFXに最も適するかもしれないAUDNZD(オージーキウイ)
近年ではレンジが非常に狭くリピート回数の多い通貨ペアです。レンジが狭いほど必要証拠金が少なくレバレッジが効き、リピートFXに適しています。
と同時にボラも小さくなり、期間によっては全く約定がなくなることもあります。基礎レートが低いので同じ決済pipsでも利益額が小さく、体感で収益率が低く感じる錯覚を起こしてしまいます。実際の収益率は優れていますので、1回当たりの決済額に満足できない場合はLOTを増やす調整が必要です。
当記事はそんなAUDNZDのリピートFX設定です。一般的な設定とは一線を画するものになっていると思いますので、ご参考ください。
下の目次のことがわかるよ!
リピートFX設定と特徴
主な特徴
- ハーフ&ハーフで運用する数少ない通貨ペア(マイナススワップは気にしない)
- 収益率年利換算25〜35%程度(各自で設定したロスカットレートと予算による)
- コアレンジとサブレンジそれぞれに最適な利確幅
- コアレンジは2種類の利確幅を併用
- 含み損期間を最短化し撤退しやすい
- 相場によっては含み益期間もあり
- 収益率最大化と安定したキャッシュフローの両立
- 細かな値動きを拾い手動では困難な約定頻度
- コアレンジとサブレンジでトラップ密度を変え比重を掛ける
- リスク:レンジアウトの可能性がある
安易な完コピを防ぐため、当ブログでは任意のロスカットレート○○に対する予算などの情報は公開していません
自分で算出ができない場合は運用を控えてください
収益率バックテスト結果(2023年7月時点 )
バックテスト期間 2023年7月時点 | 期間収益率 | 期間損益 (1LOTの場合) |
---|---|---|
直近1年間 | 40.63% | 4,453,007円 |
直近2年間 | 49.84% | 6,043,262円 |
直近3年間 | 64.83% | 7,860,207円 |
*期間収益率はロスカットレートと予算によって変動します。ご参考程度にしてください。
では設定プロセスを解説します
チャート分析によるレンジ検証
長期チャートと短期チャートの両方を検証します。
相場は常に変わっていくもの。長期チャートで潜在的なリスクを把握し、短期チャートで近年の傾向を分析します。
長期チャート(2007-)
上限 | 1.3800 |
中央値 | 1.1900 |
下限 | 1.0000 |
変動幅 | 3,800pips |
長期でも変動幅は僅か3,800pipsしかありません。EURGBPに次ぐ狭さです。
2013~2014年頃を境にレンジが大きく変わり、短期ではさらにレンジが狭くなります。
レンジ下抜けはいずれは元に戻る可能性が高いと読み、特に何もせずに放置します。とはいえ限界もあるので相場を読んで損切りするかしないかを判断します。裁量で大口注文を仕掛けることはしません。歴史的にレンジ下限に近付く時はショック相場の傾向があり、そのような時はわざわざマイナススワップでボラの小さいAUDNZDロングをしている場合ではありません。米国株など期待値の高い投資商品に予算を使います。
反対のレンジ上抜けは強く警戒します。この設定の最大リスクと言えますが2014年以降のレンジで自動売買を設定します。というのも上抜けを含んだ設定をするなら、それはもう私が投資したいAUDNZDではないからです。上抜けしたらあっさりと損切りして運用を止めます。
上抜け時にどういう判断をするか
必ず考えておいてください
短期チャート(2016-)
売りレンジ | 売りレンジ上限 | 1.1500 |
コア・サブ境界ライン | 1.1200 | |
中央値 | 売りレンジ下限 | ???? |
買いレンジ上限 | ???? | |
買いレンジ | コア・サブ境界ライン | 1.0300 |
買いレンジ下限 | 1.0000 |
短期でのレンジ変動幅は1,500pips程度で非常に狭いです。
チャート上に水平線を引き、リピート率が高く出現率の高いコアレンジとリピート率が低く出現率の低いサブレンジを分けます。
コアレンジはリピート率が高いので100pips以下の利確幅が有利な傾向があり、サブレンジはリピート率が小さいので、広い利確幅で1回の決済額を大きくすると収益最大化になります。
計算上のレンジ中央値は1.0750付近です。どこまで売りにして買いにするか。バックテストを利用して詳細に検証します。
私のリピートFXでは全ての通貨ペアでコアレンジとサブレンジの考え方を採用しています。そのメリットはこちらの記事で詳しく解説しています
バックテストによるレンジ検証
バックテストを利用したレンジ検証です。
収益率が急落するレートがレンジ端の目安になります。
- レート50pips間隔で収益率を算出
- 利確幅は20pipsで検証(利確されやすく・リピートされやすい)
- 直近3年間の収益率で比較
分析
- 1.0800は売りの収益率が高い
(=買いよりも売りを仕掛けるべき) - 売りレンジ下限:1.0800
- 1.0750は買いの収益率が高い
(=売りよりも買いを仕掛けるべき) - 買いレンジ上限:1.0750
- 1.0750-1.0800はトラップ無し
(=全建玉が含み益。撤退するタイミングにする) - 両建ては非効率なので避ける
決定したレンジ
売りレンジ | 売りレンジ上限 | 1.1500 |
コア・サブ境界ライン | 1.1200 | |
中央値 | 売りレンジ下限 | 1.0800 |
買いレンジ上限 | 1.0750 | |
買いレンジ | コア・サブ境界ライン | 1.0300 |
買いレンジ下限 | 1.0000 |
レンジが決まったね
バックテストによる利確幅の検証
*買いのサブレンジの収益率が極端に低いですが、この原因はバックテスト可能期間の過去3年間で1.0300以下がほぼ出現していない偶然の理由からです。もし出現していたら、売りのサブレンジと近似の収益率が得られると思います(前項の短期チャート参照)
それぞれのレンジで利確幅ごとに収益率をバックテストしました。サブレンジもコアレンジも利確幅が広いほうが収益率が高いことがわかります。
サブレンジでは利確幅を500pipsにして収益を最大化します。この広い利確幅は運用中の含み損期間を最短化する効果があり、レンジ中央値付近に近づくにつれて含み益になります。運用を停止して撤退するにも気持ちが楽です。
コアレンジでは100pipsと50pipsの2つの利確幅を交互に仕掛けます。設定表の本数81と90は2つの利確幅の合計本数です。
利確幅すべてを100pipsに設定する方が数年単位の収益率では勝りますが、安定したキャッシュフローを優先します。
安定したキャッシュフローで次々に出金し、その時々で期待値の高い他の投資商品に次々に投資する。この方が資産運用全体ではリターンに勝ると信じているためです。私のリピートFX方針では複利運用をしないので余計なリスク肥大もありません。
高収益率のリピートFX設定が高収益率の資産運用とは限らない
決定した利確幅
利確幅-1 収益率の最大化 | 利確幅-2 安定したキャッシュフロー | |
---|---|---|
サブレンジ(BID) | 500 | |
コアレンジ(BID) | 100 | 50 |
コアレンジ(ASK) | 100 | 50 |
サブレンジ(ASK) | 500 |
これで利確幅も決まり!
利確幅100pipsと50pips交互にとは(参考:松井証券FX)
運用する口座筆頭の松井証券FXでの設定手順です。
松井証券FXのトラップ間隔は最小で10pipsなので工夫が必要です。でも凄く簡単で、以下の手順で2つの利確幅を5pips間隔で交互に設定できます。
- 利確幅100pipsトラップ間隔10pipsのセットを設定
- 利確幅50pipsトラップ間隔10pipsのセットを5pipsずらして重ねて設定
- 時々トラップが指定レートに設定できない場合あり
→トラップ数を1つ増やすか減らすかしてレンジ調整すると設定可能
あら。簡単
松井証券FXに関して詳しくはこちら
コアレンジとサブレンジのトラップ密度
前項を確認すると分かりますが、サブレンジの出現頻度はかなり低く、このレンジに多くの予算を置いておくのは勿体ないです。
均等にトラップ配置するのではなく、コアとサブで比重を掛けます。出現率が高いコアレンジを5pips間隔で密度高く。出現率の低いサブレンジは10pips間隔で通常の密度。注文本数にして約3倍程度の差をつけます。ロット調整よりもトラップ密度調整の方が細かな値動きを拾いやすく、私の好みです。
稼ぎ頭のコアレンジには3倍投資する。出番の少ないサブレンジがいざ活躍する時が来たら、5倍の利確幅で大きく取る。このようなバランスで同じ予算でも効率良く収益を狙います。
トラップが5pips間隔なら細かい値動きもしっかり拾えるね
リピートFX設定まとめ
以上のチャート分析とバックテストで設定が確定しました。
おさらいに設定表を再掲します。
この設定表をチャートに重ねると以下のようになります。かなりイメージしやすくなりますね。
BIDが青色で濃い方がコアレンジです。ASKは赤色で同じく濃い方がコアレンジになります。
ちょっとおまけ
チャートで右側の数字のあたりを触ると、このようにラインが出てきて自由に動かせるスマホアプリが多いと思います。
この記事のコアレンジやサブレンジを参考に、自分で実際にラインを動かしてレートの出現頻度を確認すると、この自動売買設定の意図が良く理解できると思います。(月足)
私の限定レポートをお持ちの方は、他の通貨ペアでも同じ様にラインを動かしてサブレンジコアレンジを確認してみてください。さらに深く、色々な発見があると思います。
さて…
私は月平均の目標利益とロスカット時に許容できる最大損失額を決めてから予算を組みます。
一般的に浸透している、予算から設定を組む順番はNGだと考えています。この順番で決めると収益率だけに関心が集まってしまい、自分が精神的に許容できる最大損失額を正確に測れないからですね。
皆さんも予算とロスカットレートは厳密に計算するようにお願いします。予算に応じたアレンジもご自由にどうぞ。
私はこんな感じでアレンジしてる!
松井証券FXのメリットを最大限に活用して、トラップ間隔を1pipという限界までみっちみちにして、その分の通貨単位を小さくしています。1通貨から取引可能なので総予算に影響はありません。
スマホのプッシュ通知をオフにしておかないと約定通知がたくさん届きすぎて大変なことになります。みっちみち設定をする場合はお気を付けください。
AUDNZD以外の通貨ペア設定はこちら
参考アレンジ例:レンジ中央値にもトラップを仕掛ける
この自動売買設定は「止めやすさ」を重要視しているので、レンジ中央値の1.0750-1.0800にはトラップを仕掛けず、全ての建玉が含み益になるようにしています。つまり、損切を一つもせずに運用停止が可能です。
しかし、運用をしていてこのような気持ちになることはないでしょうか?
レンジ中央値に居すぎて約定が無いよぉ…
別に全ての建玉を含み益にしなくても気にしないかな~
AUDNZD設定全体で含み益であれば、全決済して止めるのに抵抗無いからレンジ中央値にもトラップ仕掛けたいよね!
という訳で…
実際に私がレンジ中央値の1.0750-1.0800にもハーフ&ハーフで売りと買いを1pip間隔で仕掛けて運用してみました。
中央レートは1.0775になり、このレートだけはトラップ無し。このレートより上を売り。下が買いになります。
値動きが小さい中で約定を得ることが目的なので、利確幅は収益率よりもリピートしやすさ優先で30pipsです。これ以下になるとコスト比率が高くなるので抵抗があります。
含み益期間は少し短くなりますが、動きがなくて約定頻度が物足りないと感じることは無くなりました。
ただし!
狭い利確幅は長期では収益率が下がります。あくまでコンスタントなキャッシュフローを優先している事をご理解ください。
2024年1月の運用実績ではこのレンジ中央値のトラップが大活躍でした。設定の手間をかなり要しましたが、興味のある方はお試しください。
AUDNZDのFX口座比較
FX口座スペック比較です(2023年7月時点)人気なのは下記かなと思います。
裁量系 | リピート系 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
FX口座 | セントラル短資FX | 外為どっとコム | トレイダーズ証券 | DMM FX | 松井証券FX | マネースクエア | マネーパートナーズ | インヴァスト証券 |
スプレッド | 0.9pips | 1.9pips | 0.9pips | 2.5pips | 4.5pips | 1.8pips | 7.5pips | |
BID スワップ | 18円 | 17円 | 20.3円 | 26円 | 16円 | 15円 | 26円 | |
ASK スワップ | -20円 | -39円 | -20.4円 | -33円 | -24円 | -40円 | -26円 | |
最小 取引単位 | 1,000通貨 | 1,000通貨 | 1,000通貨 | 1通貨 | 1,000通貨 | 100通貨 | 1,000通貨 |
手動リピートであればスペックに勝るトレイダーズ証券などが候補になりますが、利確幅が3種類もあり、頻繁に約定が発生する細かい設定なのでかなり忙しくなります。私はちょっと管理できる自信がありません。
自動なら松井証券FXか連続予約注文。しかし連続予約注文はリピート回数に20回の上限があることと、スワップ差で松井証券FXが有利だと思います。
松井証券FXは1通貨から運用できコストなどのスペックも優れるので、自動リピートなら他を選ぶ理由がないです。このAUDNZD設定ではトラップ数が多いので予算も大きくなります。特に私のアレンジ運用は1,000通貨でも最低運用予算がうん百万円になると思います。1通貨から運用できる松井証券FXであれば、私のアレンジ運用もかなりの小額から始めることができます。
松井証券FXは専用口座として高回転の自動でぐるぐる回し、他の通貨ペアは手動で対応というのもアイデアですね。
松井証券FXについてさらに詳しくはこちら
#カモメのオセアニアを1ヶ月運用した場合のスプレッドコスト差(参考)
2023年10月。トラップ間隔を1pipにした私のアレンジバージョンは新規と決済を合計した約定数が約400回ありました。当記事の基本形ではおそらく80回程度でしょう。
取引単位を1,000とした場合にスプレッドが実際にどのくらいのコストになるかを表にまとめます。
裁量系 | リピート系 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
FX口座 | セントラル短資FX | 外為どっとコム | トレイダーズ証券 | DMM FX | 松井証券FX | マネースクエア | マネーパートナーズ | インヴァスト証券 |
スプレッド | 0.9pips | 1.9pips | 0.9pips | 2.5pips | 4.5pips | 1.8pips | 7.5pips | |
基本形 コアレンジトラップ間隔5pips | 633円 | 1,337円 | 633円 | 1,760円 | 3,168円 | 1,267円 | 5,280円 | |
カモメうみねこアレンジ コアレンジトラップ間隔1pip | 3,168円 | 6,688円 | 3,168円 | 8,800円 | 15,840円 | 6,336円 | 26,400円 |
全社共通して取り扱い可能で運用も現実的な1,000通貨での比較です。スプレッドが及ぼす実際のコスト差がわかりやすくなったと思います。裁量系よりも自動売買系がコストが高いのは自動売買手数料なので仕方がありません。
スプレッド差はコスト差でありながら厳密には約定力の差です。スプレッドが広いほど大きく値動きしないと約定しないので「そもそも約定しない」ことがあり、実際には上記表のコスト差に決済利益の差も加わり、収益差は更に広がると思われます。
このスプレッド差とスワップ条件、自動売買の有無や回数制限などを総合的に考慮して、FX会社選定にお役立てください。
限定タイアップレポート収録内容
- 松井証券FXだけにしか出来ないリピートFX設定
- 各通貨ペアのリピートFX設定と特徴まとめ一覧
- リピートFXエントリーレート
- アプリ操作のコツ
- 証拠金シミュレーションサポートツール(付録エクセル)
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