MT4 | MT5対応の口座選びとEA自動売買の始め方
遂にカモメうみねこがEAを利用したトレード自動化の世界に参入します。
やりたいことはこんな感じ!
- 自分の裁量トレード手法を自動化して自分の時間を捻出
- #ユロっとおにーでバックテストとプログラミング練習(エントリー時間帯にスプレッドが広いため、実際に運用はしない)
- #ユロっとおにーをカモメうみねこアレンジして自動化(但し、スプレッドの狭い時間帯に限定する)
- #リピートCFDカモメを自動化(NASDAQ、S&P500、DOW)
- ゴールド自動売買EA
- リピートFXでは構築できないトレード手法の開発
- その他アイデアが浮かべば
リスト化すると結構ありますね。
1番上の項目が1番大事で、トレードをしているとやはり時間を奪われます。人によっては深夜に起きてチャートとずっとにらめっこ。
私は時間をかけない方ですが、それでもこのくらいはトレードに時間を割いています
- 早朝に手動で#ユロっとおにー
- 日中にデイトレード
- 寝る前に#カモメのノックアウト
EAでトレード自動化すれば、時間を割けない時でも私の代わりにトレードしてくれます。寝ている夜中でも。
後述のVPS契約とそのコストが必要ですが、寝ている間にトレードしてくれれば軽くペイ出来ると思います。
2024年初頭からEAやるやる言っていましたが手が回らずで、やっとこさ本腰入れてやろうと思います。お伝えしておきたいのが、EAに関しては私も勉強中で経験が浅い。ということです。
私が勉強しながら調べながら分かったことを当記事に順次追記して更新していきたいと思います。なので
私、超初心者なんですけど!
という方にこの記事はぴったりになるかもしれません。
なお、#ユロっとおにーはOnyさん考案の戦略なのでEA化が完成しても、私が配布や販売することはありません。
EAを始めるのに必要な4つのもの
よくわかんないな…
EAを調べていて最初に感じたのは「よくわかんないな…」です。ハードル高め。たぶん殆どの人が早々に諦めます。
それでも根気良く調べていると必要なものが4つあるのが分かりました。
- EA(トレード戦略をプログラミングしたもの)
- MT4またはMT5(EAを動かすアプリ)
- MT4またはMT5に対応している金融庁認可の証券口座
- 自宅に専用PCまたサーバー会社とVPS契約(PC電源を24時間常時ONにできる環境)
うわ、4つ目めんどくさ!
この1から4の順番で学ぶのが理解しやすいと思うので順に説明します。分かりやすい説明を優先しているので厳密には用語の定義する内容が少しだけ異なる場合があります。(VPSはクラウドとは少し違う等)予めご了承ください。
1. EA(トレード戦略をプログラミングしたもの)
EAとはExper Adviserの略です。SNSやネットを見ていると「無料EA配布!月利○○%!」のような怪しい情報が多いので「EA=怪しい」というイメージが植え付けられがちなのが残念です。実際には怪しいとは言い切れず、FXやCFDのトレード自動化に必要なプログラムで必須。トレード戦略をプログラミング言語化したもの。で概ね合っていると思います。
入手方法はゴゴジャンなどのサイトで有料EAを購入します。価格は幅があり数100円から50万円以上するものまであります。ざっと見ると平均では5万円くらい。人が手間をかけて作成したものなので、そのくらいの価格も当然だと思います。個人的には5万円でも安いと思います。無料EAもありますが、それを使うことで配布者にインセンティブを与えて無料化を可能にしているビジネスモデルが多いようです。有料と無料のどちらが優れているかはまた別の話で分かりません。心情的には有料が優秀であってほしいですけどね。
尚、私はプログラミングの勉強を兼ねて自作するつもりです。
EAに限らず、私が人の投資戦略を完コピすることは滅多にありません。その楽をする気持ちがいつか我が身を滅ぼすと思っています
2. MT4またはMT5(EAを動かすアプリ)
このEAとセットで利用するのがMT4またはMT5。これはMetaTrader4または5の略です。4と5の違いはバージョンの違いです。5が新しいですが、4と互換性が無く普及度はいまいち。まだまだMT4(MetaTrader4)が一般的のようです。このアプリにプログラミングされたEAを読み込ませてトレードを自動化します。利用にはPCに専用アプリのダウンロードが必要です。スマホアプリもあります。
3. MT4またはMT5に対応している金融庁認可の証券口座
続いてこのMT4またはMT5に対応している証券口座を選びます。必ず日本国内の金融庁認可の証券口座を選びます。おのずと選択肢は狭まりますが、海外口座は出金できないなどトラブルも多いですし、総合課税なので税制上も不利です。利用は避けてください。
4. 自宅に専用PCまたはサーバー会社とVPS契約(PC電源を24時間常時ONにできる環境)
24時間ネット接続できる専用PC(windows)またはVPSが必要です。VPSはVertual Private Serverの略です。VPSはサーバー会社に自分用のクラウドを借りて仮想PC(windows)を構築するというイメージです。
リピートFXに慣れているとPC電源を落としても稼働するのが当たり前のように感じますが、EAを稼働するには常時電源ONの環境が必要です。その選択肢として、安価な専用PCを購入して自宅で電源ONしっぱなしにする物理環境か、クラウドを借りて仮想環境にするか。ですね。次の通りメリットが多いのでVPSを選ぶのが良いと思います。
VPSのメリット
- 高速で安定したトレード。自宅の停電やネットワーク環境に影響されずリスクを最小限に
- 専用PC不要。電源をOFFにしても24時間稼働
- 定期的なPC購入代や電気代の節約
EAに対応している国内証券会社を比較(2024年12月時点)
FXTF | FOREX.com | OANDA証券 | フィリップ証券 | 外為フィネスト | 楽天MT4 | |
---|---|---|---|---|---|---|
MT4 | ||||||
MT5 | ||||||
FX | 29通貨ペア | 84通貨ペア | 40通貨ペア | 24通貨ペア | 30通貨ペア | 24通貨ペア |
CFD | 5銘柄 | 17銘柄 | 24銘柄 | 9銘柄 | なし | 17銘柄 |
スプレッド方式 | 原則固定 | 変動制 | 原則固定 | 原則固定 | 変動制 | 原則固定 |
スプレッド | ||||||
スワップ | ||||||
その他手数料 | あり | なし | なし | なし | なし | なし |
最小取引単位 | 1,000 | 1,000 | 1,000 | 1,000 | 1,000 | 1,000 |
特筆 | スプレッドに手数料を含めても他社よりも低コスト | 無料VPSサービスあり。但し無料化の条件が厳しい |
競争力がありそうなのは上記表の6社かなと思います。判断材料になる重要個所を赤太文字にしています。
何を優先するか、目的により選ばれる証券口座も変わりそうです。
FXTFだけスプレッドと別に手数料があります。公式サイトからスクリーンショットで手数料の適応ルールをご確認ください。ネガティブな印象と受けがちですが、この手数料を含めてもFXTFがコスト最安になります。
FXだけトレードしたい
- FXTF
スプレッドが最も狭く原則固定。コスト最安 - 楽天MT4
スプレッドはまあまあの水準で原則固定 - 外為フィネスト
スプレッドはまあまあの水準だが変動制でボラリティによる変動が大きい
前述の通り、FXTFにはスプレッドにプラスして手数料のコストがあります。しかし、それを含めても他社よりもコストが安く、しかも別途手数料なので、スプレッドの狭さの通り約定が最も早くなります。
FXだけの目的なら明確にFXTFだと思います
FXとCFDの両方を幅広くトレードしたい
- FOREX.com
銘柄数には遜色なく、特にFX通貨ペア数は圧倒的だがスプレッドが変動制でボラリティによる変動が大きい - OANDA証券
CFD取り扱い銘柄数が多くスプレッドが原則固定。MT4とMT5両方が使える - 楽天MT4
CFD取り扱い銘柄数が多くスプレッドが原則固定
「幅広く」の捉え方によってはFOREX.comがトップになるかもしれません。取り扱うFXの通貨ペア数は2倍以上のペア数です。FXとCFDの合計銘柄数ではFOREX.comですが、そこまでマニアックな通貨ペア必要かな?とも思うので、FOREX.comとOANDA証券は実質的には僅差だと思います。
MT5を使いたい
- OANDA証券
スプレッドは僅かに劣るが原則固定。CFD銘柄もトレード出来るメリット大きい - 外為フィネスト
スプレッドは狭いが変動制。CFD銘柄がトレードできない
この目的では僅差でOANDA証券だと感じます。スプレッドに違いはありますが変動制であったりと結局は誤差かなと。決め手は外為フィネストはCFD銘柄がトレード出来ないこと。
同じ口座でまとめたければOANDA証券になりますし、MT5でトレードするのはFXだけという場合は外為フィネストになると思います。
でもさMT5対応ってそんなに重要なの?
実は私も重要じゃないと思ってる
MT5に対応している証券会社が少ないのはユーザーが少ないからだと思います。MT5がこれから普及してユーザーが増えれば、対応していない証券会社は顧客流出を食い止めるためにMT5対応を始めるでしょう。なので2024年時点ではMT5対応かどうかが証券会社の優劣には繋がらないと思います。
むしろ、MT4とMT5のプログラミングに互換性がなく我々ユーザーの負担の方が大きいので、MT4をそのまま使わせてくれる証券会社が強くなる気さえするくらいです。どうなるでしょうね?
カモメうみねこはMT4をVPSで動かす | 口座はFXTFとOANDA証券
この組み合わせを選びました
FX | CFD | |
---|---|---|
証券会社 | FXTF | FXTF OANDA証券 |
MT4 または MT5 | MT4 | MT4 |
専用PC または VPS | VPS | VPS |
まずは普及しているMT4にします。私自身は新しいバージョンに即乗り換えて学びなおす性格なのですが、対応する証券口座が限られてしまいます。運用コストもはっきり差が出てしまうので当面はMT4で運用したいと思います。
ユーザーとしてはEAトレードで収益が得られれば、MT4であろうとMT5であろうとどちらでも良いのです。なので収益優先でFXTFを選べるMT4にします。
専用PCかVPSかはVPSを選びます。
結局はVPSにして毎月一定額を経費にして支払うのが良いと判断しました。お金がもったいない…と感じるかもしれませんが、VPSにしないなら専用PCを購入しなければいけませんし、その専用PCも定期的に買い換えないといけない。セキュリティソフトも入れてと毎回面倒。さらに電源常時ONの電気代はかかるし、OS更新もあるし、排熱とかPCトラブルもあるし、旅行中にEAが原因で火事になったらどうするの。…ていうか置き場所ないし、家族に暴れん坊な猫ちゃんいるし、うちの子が1番可愛いし…と心配は尽きません。
VPS代は自動化&安全化コストと考えます。そのコストも嫌という方はリピートFXにすれば良いと思います。
しかし、リピートFXではどうしても自動化できないトレード戦略があります。それを自動化して自分の自由時間を捻出する。感情に影響されない文字通り機械的なトレードで実績安定化を目指すのがEAを利用する目的になります。
VPS選びの確認ポイント
この5つの項目を確認してVPSを選びます。
復習ですがVPSはVirtual Private Serverの略です。これを覚えておくと理解しやすいと思います。(仮想の・私の・サーバー)
- Windows対応
MT4とMT5は基本的にWindows用(Macでも不可能ではないらしい) - サーバー速度と安定性
一瞬のタイミングを逃さないトレードのために安定した接続とサーバー速度は必須 - サポート体制
VPSは24時間稼働なので、緊急時のサポートも24時間体制が望ましい - スペック
- 高性能なCPU(処理速度)コストを考慮して決める
- 最低でも2GB以上のメモリ。頻繁なトレードに対応するのなら8GB以上のメモリ
- ディスクはSSD
- VPS稼働率は99.9%以上(ほぼ落ちないということ)
- コスト
上記スペックと契約プランを比較検討して選ぶ
この情報調査は苦労しました
そうなんですよね…私もEAのVPSにどのようなスペックが求められるのかがさっぱり分かりませんでした。調べを進めていくと主要サーバーでEAの自動売買を想定したサービスを展開しているのがわかりました。
- お名前.comデスクトップクラウド
- シンクラウドデスクトップ for FX
- XServer VPS for Windows Server
- ConoHa for Windows Server
- さくらのVPS for Windows Server
- その他にもあり(しかし多すぎても決めれないので上記から選んで良いと思います)
カモメうみねこはお名前.comデスクトップクラウドでEAデビュー
私がお名前.comデスクトップクラウドを選んだ決め手は以下の通りです。
- 電話でもメールでも365日24時間サポートを提供する唯一のVPS
- EA自動売買専用のVPSなので、他の用途(ゲームなど)にVPSを利用しているユーザーの影響を受けない
- スタートアッププランが最もリーズナブルで初心者には十分なスペック
私もいろいろな記事を読んで条件を絞っていき、お名前.comデスクトップクラウドを選びました。やはり初心者ですから、最小限のスペックでコストパフォーマンスが良いスタートアッププランがぴったりだと思いました。スペックにこだわりが出来たら再度検討します。
24時間電話サポートも頼もしい!
VPSやServerに関しては専門ブログがたくさんあるので、詳しくはそちらの専門ブログを参考にして頂くのが良いと思います。そして専門ブログの広告からVPS契約をして、参考にさせてもらった感謝の気持ちを伝えてあげてください。
【参考】申し込み手順:お名前.comデスクトップクラウド
最初に学ぶことが多いけど、登録は簡単だったね
【参考】初期設定:お名前.comデスクトップクラウド
動画の案内に従えばこのようにVPSにMT4がダウンロードできます。これより先はEAが必要です
証券会社と連携は選ぶ口座によって異なるので、各社の公式サイトに従ってね
MT4 | MT5は資金効率に劣るが時間効率に勝る
運用効率=資金効率×時間効率
MT4 | MT5でEA自動売買をするにはこのように何かとコストがかかります。FXやCFDのスプレッドも通常よりも広めですし、常駐するためのVPSコストも毎月発生します。加えて、FXには代用FX。CFDにはノックアウトオプション。と資金効率をさらに上げる手段もあります。
したがってMT4 | MT5はどうしても資金効率で劣ります。徹底的にコストにこだわるなら選択肢から外れてしまうでしょう。
その代わり「時間効率」という観点では、通常のFXや代用FX、CFDやノックアウトオプションよりも優れます。
自分が寝ている時間であったり、仕事など忙しくて目が離せない時。リピートFXでは再現できない裁量トレードを自分の代わりに実行してもらう。このような関係性で考えれば、MT4 | MT5の運用価値を強く感じれるのではないでしょうか。
で…EAのプログラミングはできるの?
ざっと学んだ感触だと出来るね
私は習得できると思う