NZDUSD キウイドルのFX自動売買設定


定番の人気通貨ペアだね



分析したら売りも買いも魅力的だったよ
定番人気通貨ペアのキウイドル。
レンジが安定していて適度にボラがあり、必要証拠金も少なめ。複数の通貨ペアを運用するなら必ず運用したい通貨ペアです。
政策金利の近い米国とニュージーランドはスワップ差も小さく方向も頻繁に入れ替わるので、マイナススワップを無視してハーフ&ハーフ運用をします。
当記事ではNZDUSD自動売買設定の基本形と設定根拠を解説します。
基本形をそのままでも良いですし、皆さんの環境に応じてアレンジもどんどんして頂きたいと思います。



下記のことが分かります
- 自動売買設定の基本形
- 年利(直近2-3年間で運用した場合)
- チャート分析によるレンジ検証
- バックテストによるレンジ検証と最適な利確幅
【NZDUSD】自動売買設定の基本形
コアレンジとサブレンジに分け、それぞれに最適な利確幅を設定します。
本数と間隔は予算に合わせて調整ください。


- ハーフ&ハーフ
- 長期チャートも短期チャートも中央値が変わらない
- リスクオフではやや大きく下がる
【NZDUSD】参考情報


プラススワップ方向 ゼロスワップ方向 | 頻繁に入れ替わる *トライオートFXの場合 |
ショック時の値動き傾向 | 下降 |
一緒に運用したい 通貨ペア | AUDUSD 売り AUDNZD 売り USDCHF 買い USDJPY 買い NZDJPY 買い |
【NZDUSD】 年利と証拠金
この設定をトライオートFX のバックテストツールで検証した成績です。
BID


期間収益率 | 60.80% |
推奨証拠金 1,000通貨の場合 | 242,025円 |
ASK


期間収益率 | 61.20% |
推奨証拠金 1,000通貨の場合 | 557,967円 |
*トライオートFXのバックテストで算出される推奨証拠金は「直近2-3年間でこの予算であればロスカットされなかった」というものでリスク管理が甘いので信頼しない方が良いです。
任意のロスカットレート○○に対する必要証拠金などの詳しい算出方法は公開していません。自己責任で資金管理をお願いいたします。自身で算出ができない場合は運用を控えてください



では設定根拠を順に説明します
【NZDUSD】 チャート分析によるレンジ検証
リーマンショックを含む長期チャートで最大リスクを警戒しつつ、5年程度の短期チャートをベースにレンジ検証します。
長期チャート(2007-)


上限 | 0.8900 |
中央値 | 0.6900 |
下限 | 0.4900 |
変動幅 | 4,000pips |
長期の変動幅は4,000pipsです。
長期も短期も中央値は大きく変わらなそうです。ただし、短期では上限と下限の範囲が中央寄りに狭まっているようです。
短期チャート(2016-)


コロナショックで大きめに下落していますが、それ以外ではボラがありながらレンジを形成しています。
リーマンショックやコロナショックなどの世界的なショック相場へのケアをしていれば、売りも買いも魅力的な値動きです。
中央値(売りの下限、買いの上限)は0.6800くらいに意識されるラインありそうです。
売りレンジ上限 | 0.7600 |
コア・サブレンジ 境界ライン | 0.7300 |
売りレンジ下限 (中央値) | ????? |
売りレンジ下限は0.6800くらいに見えます。
決済されにくいポジションになるのでバックテストを利用してさらに詳細に検証します。



売りレンジ下限は慎重に考えたいです
【NZDUSD】 バックテストによるレンジ検証
トライオートFX のバックテストを利用したレンジ検証です。
- レート50pips間隔で収益率を算出
- 利確幅は20pipsで検証(利確されやすく・リピートされやすい)
- 収益率が急落するレートがレンジ端の目安


0.6750以下で収益率低下が顕著になります。
利確幅を考慮して0.6800を売りレンジ下限とします。
売りレンジ上限 | 0.7600 |
コア・サブレンジ 境界ライン | 0.7300 |
売りレンジ下限 | 0.6800 |



次は利確幅の検証ね
【NZDUSD】 バックテストによる利確幅の検証
トライオートFX のバックテストツールでコアレンジとサブレンジそれぞれの最適な利確幅を検証します。



確認したい方のレンジをタップ!
BID
利確幅 | 収益率 |
---|---|
50pips | 45.41% |
60pips | 43.72% |
70pips | 44.63% |
80pips | 41.29% |
90pips | 44.13% |
100pips | 39.99% |
110pips | 41.39% |
120pips | 36.73% |
130pips | 38.16% |
140pips | 31.94% |
150pips | 33.45% |
50pipsがトップです。
自動も手動も50pipsを採用します。
ASK
利確幅 | 収益率 |
---|---|
50pips | 31.95% |
60pips | 34.05% |
70pips | 35.23% |
80pips | 36.61% |
90pips | 35.58% |
100pips | 36.88% |
110pips | 35.97% |
120pips | 36.32% |
130pips | 35.13% |
140pips | 36.73% |
150pips | 35.44% |
100pipsがトップです。
しかし、70pips以上は誤差なので決済回数を優先して80pipsを採用します。
手動は分かりやすく100pipsを採用します。



最適な利確幅まとめです
BID
自動 / 手動 | コアレンジ 利確幅 | サブレンジ 利確幅 |
---|---|---|
自動 | 50 | 350 |
手動 | 50 | 350 |
ASK
自動 / 手動 | コアレンジ 利確幅 | サブレンジ 利確幅 |
---|---|---|
自動 | 80 | 500 |
手動 | 100 | 500 |
収益最大化のためコアレンジとサブレンジに分けて、それぞれに最適な利確幅を設定しています
検証結果はこちらの記事を参照ください
【NZDUSD】自動売買設定まとめ
以上のチャート分析とバックテストで自動売買設定が確定しました。
おさらいに設定表を再掲します。


長期も短期もレンジ中央値に大差がなく、設定しやすい通貨ペアです。
レンジながらボラもあるので自動売買向き。○○ショック時の下落が大きめですが、突出してハイリスクでもありません。買いでプラススワップになる場合もあり、米ドルを売ってプラスになる貴重なメジャー通貨ペアになります。FX自動売買の中心に据えたいですね。



自分が納得できる設定にアレンジしてね