
定番の人気通貨ペアだね



分析したら売りも買いも魅力的だったよ
定番人気通貨ペアのキウイドル。
レンジが安定していて適度にボラがある。必要証拠金も少なめ。米国とニュージーランドの政策金利が近くマイナススワップの影響が少ない。
複数の通貨ペアを運用するなら必ず運用したい通貨ペアです。個人的にマイナススワップ方向はトレードしないことにしていますが、スワップ差も小さく方向も頻繁に入れ替わることから、NZDUSDはハーフ&ハーフ運用をしても良いかなと思えます。
2021年10月現在ではマネーパートナーズがスワップ方向が他社と逆で売り買い両方プラススワップでトレードが可能な状態です。
当記事ではNZDUSD自動売買設定の基本形と設定根拠を解説します。
基本形をそのままでも良いですし、皆さんの環境に応じてアレンジもどんどんして頂きたいと思います。



下記のことが分かります
自動売買設定の基本形
年利(直近2-3年間で運用した場合)
チャート分析によるレンジ検証
バックテストによるレンジ検証と最適な利確幅


・資産運用で不労所得を頑張って作ってる鳥
・FX自動売買は連続予約注文とトライオートFXをメインに利用
・インデックス投資+代用FX
・#通称カモメノックアウト発案者
・インテリアデザイナー
【NZDUSD】自動売買設定の基本形



さっそく!
NZDUSD自動売買設定はこちら


- ハーフ&ハーフ
- レンジごとの利確幅
- 20pipsごとの注文間隔でダイヤモンド戦略を追加しやすく
- 買いレンジ幅と売りレンジ幅が大きく違う
【NZDUSD】 年利と証拠金
この設定をトライオートFX のバックテストツールで検証した成績です。


期間収益率81.16%(年利換算29.51%)
推奨証拠金481,642円(1,000通貨の場合)
*トライオートFXのバックテストで算出される推奨証拠金は「直近2-3年間でこの予算であればロスカットされなかった」というものでリスク管理が甘いので信頼しないほうが良いです。但し、2021年9月現在ではコロナショックを含んでいるため、ある程度は目安になります。



では設定根拠を順に説明します
【NZDUSD】 チャート分析によるレンジ検証
長期チャートを分析してレンジ検証します。





あんまりよくわかんないね



別の言い方をすると自動売買向きだね
リーマンショックで暴落し、米国低金利時代を抜けて、近年はレンジが狭くなってきている。
というぐらいでしょうか?
中央値が長期も短期も大差が無さそうに見えます。
中央値は0.6900です。後にこの数字がポイントになります。
次に短期チャートです。


短期チャート中央値は0.6550です。
このままでは上半分の出現率が高すぎます。さらに詳しく短期チャートを分析です。


上限は0.7600くらい
0.7300くらいにラインがあり、0.6800くらいにもラインがある
下限は0.5500くらい
0.6200くらいにラインがあり、0.6800くらいにもラインがある



実質的な中央値は0.6800ということは…



長期チャートの中央値0.6900とほぼ同じ!
長期チャートの中央値0.6900とほぼ同じ位置が実質的な中央値となりました。
これなら短期チャートに合わせた設定をしても長期的な事変に安心して耐えられそうです。
【NZDUSD】 バックテストによるレンジ検証
チャート分析でレンジ設定が0.5500-0.7600に仮決定しました。
次にトライオートFX
のバックテストを利用したレンジ検証です。
- ビルダーのシングルカスタムを使用
- トラップ位置50pipsでレートごとに収益率を算出(トライオートFXのバックテスト値を使用)
- 利確幅は20pipsで検証(利確されやすく・リピートされやすい)
- 収益率が急落する位置をレンジ端の目安にする


ハーフ&ハーフで考えます。予算がある場合はダイヤモンドでも良いと思います。
0.6700-0.6950あたりが悩むレンジになりそうです。
過去2-3年間では0.7000以下への下落トレンドがないのでバックテストでは売りの収益率が実際より低くなっている
2017-2019で0.7000以下へ抵抗なく下落しているので売り注文も問題なく決済されると判断する
買い注文では0.6700くらいから収益率が下がる
過去2-3年間に上昇トレンドが含まれるため買いのバックテストは信頼性が高いと判断する
以上の理由から0.6800までに売りも買い全て決済される設定にします。
これで売りレンジが0.6900-0.7600。買いレンジが0.5500-0.6700に決まります。
【NZDUSD】 バックテストによる利確幅の検証
次に売りのラインと買いのラインそれぞれを境に最適な2つ、合計4つの利確幅をバックテストで検証です。
0.6900-0.7280(売り)


0.6900-0.7280の利確幅バックテスト結果です。
50pipsがトップです。
自動売買:50pips
手動:50pips
にしたいと思います。



次はサブレンジ!
0.7300-0.7600(売り)


0.7300-0.7600の利確幅バックテスト結果です。
350pipsがトップ。マイナススワップには注意です。
自動売買:350pips
手動:400pips (再発注するときの暗算が楽だから)
にしたいと思います。
0.6220-0.6700(買い)


0.6220-0.6700の利確幅バックテスト結果です。接戦なので好きな利確幅で良いと思います。
私は80pipsにします。
自動売買:80pips
手動:100pips(再発注の暗算が楽だから)
にしたいと思います。



次はサブレンジ!
0.5520-0.6200(買い)


0.5520-0.6200の利確幅バックテスト結果です。
500pipsがトップ。
自動売買:500pips
手動:500pips
にしたいと思います。
NZDUSDの自動売買設定は
0.6900-0.7600に売り
0.5500-0.6700に買い
それぞれのラインを境に2つの利確幅(合計4つ)を設定
おさらいに同じ設定表を再掲します。


スワップ差が比較的小さく、プラス方向が時々入れ替わる通貨ペアです。レンジは安定しながら程よいボラもあるので、マイナススワップは気にせずにハーフ&ハーフをしても良いと思います。AUDNZD(オージーキウイ)と同様です。
必ず運用したい通貨ペアかなと思います。



自分が納得できる設定にアレンジしてね