GBPUSD ポンドドルのFX自動売買設定


Unpopular currency pair to trade!



Why English, mate?
不人気通貨ペアのポンドドル。通称ポンドルです。必要証拠金が高く、ボラの大きさから扱いが難しいとされるポンド。ポンドルやるならユロポンやる。不人気の理由はそんなところかと思います。そうですよね。そう思います。確かに優先順位は低いですが、機会損失も避けたい。トレンドが出やすい印象があるので、タイミングが合えば心強いかなと思います。
当記事ではGBPUSD自動売買設定の基本形と設定根拠を解説します。
基本形をそのままでも良いですし、皆さんの環境に応じてアレンジもどんどんして頂きたいと思います。



下記のことが分かります
- 自動売買設定の基本形
- 年利(直近2-3年間で運用した場合)
- チャート分析によるレンジ検証
- バックテストによるレンジ検証と最適な利確幅
【GBPUSD】自動売買設定の基本形
コアレンジとサブレンジに分け、それぞれに最適な利確幅を設定します。
本数と間隔は予算に合わせて調整ください。


- 売りのみ
- ブレグジット前の水準には戻らない前提
- トレンドが出やすい印象あり
【GBPUSD】参考情報


プラススワップ方向 ゼロスワップ方向 | 売り *トライオートFXの場合 |
ショック時の値動き傾向 | 下降 |
一緒に運用したい 通貨ペア | EURGBP 売り GBPJPY 買い NZDUSD 買い |
【GBPUSD】 年利と証拠金
この設定をトライオートFX のバックテストツールで検証した成績です。


期間収益率 | 80.96% |
推奨証拠金 1,000通貨の場合 | 650,329円 |
*トライオートFXのバックテストで算出される推奨証拠金は「直近2-3年間でこの予算であればロスカットされなかった」というものでリスク管理が甘いので信頼しない方が良いです。
任意のロスカットレート○○に対する必要証拠金などの詳しい算出方法は公開していません。自己責任で資金管理をお願いいたします。自身で算出ができない場合は運用を控えてください



では設定根拠を順に説明します
【GBPUSD】 チャート分析によるレンジ検証
リーマンショックを含む長期チャートで最大リスクを警戒しつつ、5年程度の短期チャートをベースにレンジ検証します。
長期チャート(2007-)


上限 | 2.1100 |
中央値 | 1.6250 |
下限 | 1.1400 |
変動幅 | 9,700pips |
長期の変動幅は9,700pipsで広めです。
しかし、リーマンショックやブレグジットを除くと3,000pips程度の変動幅になります。
あくまで個人の意見ですが、ブレグジット以前に戻るにはEU再加入レベルの歴史的出来事が条件だと思います。
僅かながらロンドンにデザイン留学時代に感じたUKという国の印象として、EU再加入するのも想像しにくいです。なので、ブレグジット以降でレンジを考えます。
短期チャート(2016-)


はっきりとしたラインはあまりありません。
上がり始めて買いレンジ上限を超えたら上がりきり、下がり始めたらあっさり下がり続ける。
買いレンジ上限が重たいことがあっても、売りレンジ下限が固いことはなさそうです。
売りレンジ上限 | 1.4400 |
コア・サブレンジ 境界ライン | 1.3900 |
売りレンジ下限 (中央値) | ????? |
売りレンジ下限は1.3000くらいに見えます。
決済されにくいポジションになるのでバックテストを利用してさらに詳細に検証します。



売りレンジ下限は慎重に考えたいです
【GBPUSD】 バックテストによるレンジ検証
トライオートFX のバックテストを利用したレンジ検証です。
- レート50pips間隔で収益率を算出
- 利確幅は20pipsで検証(利確されやすく・リピートされやすい)
- 収益率が急落するレートがレンジ端の目安


1.3050以下で収益率低下が顕著になります。
利確幅を考慮して1.3100を売りレンジ下限とします。
売りレンジ上限 | 1.4400 |
コア・サブレンジ 境界ライン | 1.3900 |
売りレンジ下限 | 1.3100 |



次は利確幅の検証ね
【GBPUSD】 バックテストによる利確幅の検証
トライオートFX のバックテストツールでコアレンジとサブレンジそれぞれの最適な利確幅を検証します。



確認したい方のレンジをタップ!
利確幅 | 収益率 |
---|---|
50pips | 70.05% |
60pips | 73.46% |
70pips | 73.86% |
80pips | 76.48% |
90pips | 77.41% |
100pips | 81.58% |
110pips | 80.55% |
120pips | 82.76% |
130pips | 80.89% |
140pips | 82.21% |
150pips | 80.21% |
120pipsがトップです。
しかし、100pips以上は誤差なので決済回数を優先して100pipsを採用します。
手動も100pipsを採用します。



最適な利確幅まとめです
自動 / 手動 | コアレンジ 利確幅 | サブレンジ 利確幅 |
---|---|---|
自動 | 100 | 300 |
手動 | 100 | 300 |
収益最大化のためコアレンジとサブレンジに分けて、それぞれに最適な利確幅を設定しています
検証結果はこちらの記事を参照ください
【GBPUSD】自動売買設定まとめ
以上のチャート分析とバックテストで自動売買設定が確定しました。
おさらいに設定表を再掲します。


気を付けたいのはスワップ方向が稀に反対になること。必要証拠金が多いので維持率を圧迫しやすいことだと思います。
とはいえ、程良いボラもあるので悪くない通貨ペアかなと思います。米国とイギリスの強国2国ですからね。



でもポンドならやっぱりEURGBP(ユロポン)からかな~



自分が納得できる設定にアレンジしてね