AUDUSD オジドルのFX自動売買設定


オージー



おにく
定番人気通貨ペアのオジドル。
かつては高金利でしたが、今ではすっかり低金利。
NZDUSD(キウイドル)とそっくりですが、予算が限られているのであれば、AUDUSDを優先します。
米国との金利差で売りが安定してプラススワップもしくはゼロなので、 AUDJPY買いとAUDUSD売りの異通貨ペアハーフ&ハーフが共にプラススワップ方向で出来るからです。
NZDUSDはスワップ方向が頻繁に変わりNZDJPY買いとの組み合わせがいまいちです。
当記事ではAUDUSD自動売買設定の基本形と設定根拠を解説します。
基本形をそのままでも良いですし、皆さんの環境に応じてアレンジもどんどんして頂きたいと思います。



下記のことが分かります
- 自動売買設定の基本形
- 年利(直近2-3年間で運用した場合)
- チャート分析によるレンジ検証
- バックテストによるレンジ検証と最適な利確幅
【AUDUSD】自動売買設定の基本形
コアレンジとサブレンジに分け、それぞれに最適な利確幅を設定します。
本数と間隔は予算に合わせて調整ください。


- 売りのみ
- 長期と短期で大きくレンジが異なる
- 狭い利確幅
【AUDUSD】参考情報


プラススワップ方向 ゼロスワップ方向 | 売り *トライオートFXの場合 |
ショック時の値動き傾向 | 下降 |
一緒に運用したい 通貨ペア | AUDJPY 買い NZDUSD 買い |
【AUDUSD】 年利と証拠金
この設定をトライオートFX のバックテストツールで検証した成績です。


期間収益率 | 44.24% |
推奨証拠金 1,000通貨の場合 | 265,465円 |
*トライオートFXのバックテストで算出される推奨証拠金は「直近2-3年間でこの予算であればロスカットされなかった」というものでリスク管理が甘いので信頼しない方が良いです。
任意のロスカットレート○○に対する必要証拠金などの詳しい算出方法は公開していません。自己責任で資金管理をお願いいたします。自身で算出ができない場合は運用を控えてください



では設定根拠を順に説明します
【AUDUSD】 チャート分析によるレンジ検証
リーマンショックを含む長期チャートで最大リスクを警戒しつつ、5年程度の短期チャートをベースにレンジ検証します。
長期チャート(2007-)


上限 | 1.1100 |
中央値 | 0.8200 |
下限 | 0.5400 |
変動幅 | 5,700pips |
長期の変動幅は5,700pipsで単価の安い通貨にしては広めです。
長期チャートの中央値が近年では上限に見えます。リーマンショック後の米国低金利時代にはそう簡単に戻らないと見て、短期チャートをベースにレンジ検証します。
短期チャート(2016-)


単純な中央値は0.6850ですが、そのままでは売り買いの出現比率が違いすぎます。
〇〇ショック時には大きく下がりますが、売りレンジ下限として意識されるのは0.7300くらいに思います。コア・サブレンジ境界ラインは0.7800とします。
売りレンジ上限 | 0.8200 |
コア・サブレンジ 境界ライン | 0.7800 |
売りレンジ下限 (中央値) | ????? |
売りレンジ下限は0.7300くらいに見えます。
決済されにくいポジションになるのでバックテストを利用してさらに詳細に検証します。



売りレンジ下限は慎重に考えたいです
【AUDUSD】 バックテストによるレンジ検証
トライオートFX のバックテストを利用したレンジ検証です。
- レート50pips間隔で収益率を算出
- 利確幅は20pipsで検証(利確されやすく・リピートされやすい)
- 収益率が急落するレートがレンジ端の目安


0.7250以下で収益率低下が顕著になります。
利確幅を考慮して0.7300を売りレンジ下限とします。
売りレンジ上限 | 0.8200 |
コア・サブレンジ 境界ライン | 0.7800 |
売りレンジ下限 | 0.7300 |



次は利確幅の検証ね
【AUDUSD】 バックテストによる利確幅の検証
トライオートFX のバックテストツールでコアレンジとサブレンジそれぞれの最適な利確幅を検証します。



確認したい方のレンジをタップ!
利確幅 | 収益率 |
---|---|
50pips | 38.27% |
60pips | 38.04% |
70pips | 36.65% |
80pips | 36.67% |
90pips | 35.46% |
100pips | 34.47% |
110pips | 33.46% |
120pips | 33.37% |
130pips | 33.19% |
140pips | 33.62% |
150pips | 34.08% |
50pipsがトップです。
自動も手動もそのまま50pipsを採用します。



最適な利確幅まとめです
自動 / 手動 | コアレンジ 利確幅 | サブレンジ 利確幅 |
---|---|---|
自動 | 50 | 300 |
手動 | 50 | 300 |
収益最大化のためコアレンジとサブレンジに分けて、それぞれに最適な利確幅を設定しています
検証結果はこちらの記事を参照ください
【AUDUSD】自動売買設定まとめ
以上のチャート分析とバックテストで自動売買設定が確定しました。
おさらいに設定表を再掲します。


2022年4月現在ではAUDJPY買いとAUDUSD売りで異通貨ペアハーフ&ハーフが共にプラススワップ方向で出来ます。必要証拠金も少ないので、FX自動売買には欠かせない通貨ペアかなと思います。今後しばらくスワップ方向が逆転する様子もなさそうなので、長期にわたり活躍してくれそうです。



自分が納得できる設定にアレンジしてね